noonday underground/self-assemly |
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元アドヴェンチャーズ・イン・ステレオのメンバー、サイモン・ダインのプロジェクトのファーストアルバム。少しフィルターがかかったようなサウンドはおしゃれで懐かしい感じです。最新型スウィンギンロンドンらしいですが、個人的にはモータウンぽいグルーヴを感じます。ポールウェラーのお気に入りらしいですが、スタイルカウンシルが好きな人は好きかもしれませんね。ロック:クラブの割合は、3:7ぐらいって感じです。カフェ、美容院で流しそう。
関連:paulweller |
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pernice brothers/the world won't end |
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パーニスブラザーズのセカンドアルバムです。結構ベテランかもしれないんですが、前はスカットマウンテンボーイズというバンドをやっていたジョーパーニスが新しく結成したバンドだそうです。前作は落ち着いたアコースティックな作品でしたが、今作はギターポップの傑作といってもいいような、ギターが前面に出ています。例えるならティーンネイジファンクラブが・・なんとかしたような〜とか言いたいですが、ほぼティーンネイジファンクラブです。声のハーモニーの感じやアレンジに違いはあるものの、ティーンネイジファンクラブが好きなら直球ストライクです。ポップさが多少こっちは弱く、その分王道のアメリカンポップスのような、ベテランらしさが随所に出ているといった感じです。カリフォルニアの昼上がりから、夕日が沈むころまでの、やさしい日差しっていうイメージが思い浮かびます。カリフォルニアの人かどうかは知らないですが。ジャンル的には「オルタナ・カントリー」だそうです。カントリーってジャンルがアメリカのにおいを感じるものだとしたら、そういうところもあるような気がします。
関連:teenagefanclub,beachboys,birds,cosmicroughriders |
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thrills/so mach for the city |
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03年発表のアイルランドのロックバンド、スリルズのデビューアルバムです。アイルランドからこんなドリーミーでポップなバンドが出てくるとは、良質な音楽はどこから現れるかわかりませんね。このバンドはほんとにグッドミュージックを鳴らしている、ビーチボーイズ直系でありますが、ただのソフトロックではないです。カントリー的な要素もあるような気がします。以前、シングル「サンタクルーズ」の発売後、来日ライブにいくことができたのですが、やっぱりライブではだいぶアグレッシブなバンドになってました。CDのまんまライブでやることを期待していたわけではないのですが、ソフトロックバンドとは言えず、どっちかというとガレージ系のバンドのように見えました。ただそこには気持ちのいいハーモニーはあり、ポップな印象はそのままでした。
その後、このアルバムが日本でリリースされて聴いたときには、ソフトな印象とアグレッシブな印象が混じった、USバンドのような感じになってました。アイルランドからアメリカの海辺に沈む夕焼けを夢見たようなポップさと、このアルバムが自分たちの第一歩であり、始まりであるという若さがあふれたポジティブさが前面にでた、ここ最近のバンドでは上位に食い込むポップス・ロックバンドだと思います。
関連:beachboys,theband,beachwoodsparks,whiskeytown |
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tim deluxe/the little ginger club kid |
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ダレンエマーソン(元アンダーワールド)のパートナーとして、一躍クラブ界に名乗りをあげたティムデラックスのデビューアルバムです。このアルバムには、ディスコ、クラブでかければ盛り上がること必至な曲がそろっています。テクノほどミニマムではなく、ハウスほど広がりはないかもしれませんが、初めて聴いてもノレるし、テンションをあげざるを得ない軽快なビートが大音量で聴けば最高だと思います。ラテン調のアレンジが効いていて、クラブにかかわらず、ジャンルレスな音楽を楽しめるような気がします。もともとダブル99と名乗ってメジャーで25万枚売り上げるくらいの才能をもっていたらしいですが、自分の音楽性を追求した結果今回のソロ名義での大ヒットを生み出したということだそうです。DJの作ったアルバムというよりかは夏にぴったりのBGMが詰まったアルバムといったほうがいいかもしれません。M-2、3、6が好きです。
関連:underworld,fatboyslim,basementjaxx,lofidelityallstars |
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tristeza/dream signals in full circles |
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叙情的ポストロック。バンド名は「トリステザ」。全曲インストゥルメンタルで構成されていますけど、統一感があるのであまり気にならないです。なかでも特徴的とされるアコースティックの音色が心地いいです。ポストロックといっても、モグワイやトータスとは違い、ロック色はきわめて薄いので、テクノ、アンビエントよりで、そっち系が好きな人は気に入る可能性は十分にあります。出だしから浮遊感を前面に出して、やわらかく始まるM−1から引き込まれていきます。疲れがたまってたり、寝不足の人にとっては、麻酔並みに聞きそうなくらい眠りを誘いそう。それは強制的な持っていき方ではなく、徐々に、少しずつ眠りの世界に引きこまて行く感じ。叙情的でノスタルジックなBGMがほしい人は買って損なしです。
関連:albumleaf,sigurros,mum |
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