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フランス発、エレクトロ・スペーシー・ポップデュオの最新作。持っているのはムーンサファリとこれだけですが、他作品はダークなイメージが「ヴァージンスーサイズ」のおかけでついてしまって買ってません(この映画は好きです)。ムーンサファリほどの浮遊感はないものの、アコースティックな音色使っており、より聴きやすくなっています。レトロな雰囲気のシンセサイザー?は健在で、控えめなヴォーカルもうまく溶け合ってます。個人的にフランスのバンドに肩入れが強いので載せてみました。去年発売のO.S.T「ロストイントランスレーション」にM-10が収録されてます。このサントラもお勧めです。 |
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HER SPACE HOLIDAY/THE YOUNG MACHINES |
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地味にも長く活動して、今では多くのファンがいそうなほどにいい作品を出しているマーク・ビアンチ。彼がハードコアバンドを経て96年からスタートさせたソロユニットです。今作では完全に自分の世界を確立したようにみられました。オーケストレーションをうまく使ったり、たまに見せる轟音ギターは、エレクトロニカのジャンルでは彼のものとなっています。ひねたメロディーということでもなく、ただアレンジ、リズムがすばらしく小気味いいです。バイオリンが効いてます。「宅録ドリーミーポップ」とされるこのなんともいえないセンスのよさ。語りべのようなボーカルもまったりしていて合ってます。アンビエント、テクノ、ラウンジからポップスやロックまで幅広い層で支持されることが可能でしょう。リミックス集も出たみたいなので今度買いたいと思います。ちなみに、影響を受けたアーティストは「ビョーク(ホモジェニック)」「エイフェックス・ツイン(リチャード・D・ジェイムス)」だそう。 |
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John Frusciante/shadows collide with people |
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レッチリのギタリストの今年の怒涛のリリースの口火を切った作品。過去の彼のソロ作品はまだ(視聴はしたけど)買っていないので、どう変わったのか、良くなったかどうかはわからないですが、かなり気に入りました。枯れた雰囲気が全体を覆っているようですが、メロディーもいいし、声もいいです。なんかもう熟練の感じがします。レッチリとはまた違う、というか別にレッチリを聴かない人にもぜひお勧めしたいです。俺はちなみにレッチリ持ってません(レンタルで聴いてます)。アコースティックギターの感じと浮遊感も見え隠れする独特なロックンロールは一聴の価値あり。イメージはアメリカの片田舎、秋の何もない草道、曇り、あるいは北欧の偏狭の地のような。うまくいえませんけど。今年出た全作品買う余裕はないですが、徐々にセールなどを見計らって集めたいと思います。 |
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O.S.T/standing in the shadows of motown (Deluxe Edition) |
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映画「永遠のモータウン」のサントラです。確かグラミー賞をとってたような覚えがあります。まあ最初は期待してなかったんですが、モータウンもマーヴィン・ゲイ、スティービー・ワンダーぐらいしか聴いたことなかったし。いやでも、いいですこれは。モータウンの影、つまり先に述べた彼らのバックバンドとして活躍していたファンクブラザーズがフューチャーされた作品なんですが、ものすごい楽しい雰囲気が伝わってきて、すごくいいです。買った理由でもあったベン・ハーパーの曲はもちろん、まずはM-1のジョーン・オズボーンの「(LOVE IS LIKE A )HEAT WAVE」が楽しいです。今のアメリカのポップスやR&Bはそんなに聴く方じゃないのに、なぜこんなにハマってしまったんだろう。渋いとか、おやじくさいとか、そんなイメージが2,3年ぐらい前にはあったのに、今は単純にのれるしかっこいいと思っています。
デラックスエディションは2枚目はインスト集ですが、こっちも普通にいいので、こっちがお勧め。あと、CDジャケットも日本盤よりこっちがクールです。 |
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Last Days Of April/If You Lose It |
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スウェーデンのバンドの5thアルバム。前作、前々作ともにインディーポップファンから良質な反応が得られたと思いますけど、今作ではこれまで以上に、このバンドのノスタルジーを多く含んだメロディーに磨きがかかっています。ポップな響きを持っているとはいえ、このメロディーに乗ってしまえば、かなり感じるものはあります。加えて、どの曲も耳当たりがよく、聴きやすさ抜群で、あっという間に全曲終了してしまい、そういう意味で統一感もあるといえます。あと、声に癖があるという人もいるだろうけど、この声だからこそいいんだと俺は思います。
今年来日しましたが、さすがに行けませんでした。11月にセカンドアルバムが再発するので、それに合わせて、来年再来日するそうです。行きたい!大阪にも来る!クアトロ! |
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エールと同じくフランス発のポップ・ロックバンド。エールはクラブ系になってますが、こちらはカテゴリーとしてはロック系ですね。フランス人だからこそできるのではないかと思われる、センスあふれる曲が満載です。前作同様、通常のイメージのロックではない、ジャンルに枠われないポップさとノリのよさ、アレンジのセンスが見ることができると思います。ヘビーロックやメタルなどのような激しさとはベクトルの位置が逆にある感じで、ラウンジ系のクラブやカフェでかけたらよさそうです。かけてる店が近くにあったらぜひ行きたいです。個人的には作品中では落ち着いた雰囲気の曲が好きです。M−4、9、10など。 |
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新作出すペースが速すぎるシロップのメジャー4作目。このアルバムでついにブレイクかと思わせるくらいにいい作品です。個人的にはインディーズ作「コピー」が好きなので、最高傑作!と言いたくはないのですが、というか出したアルバム全部いいんですけど。つまりは、俺がシロップに求めた期待を裏切らず、完璧に応えてくれたってことです。まずはM-1がやばいです。ほんと出だしで買って正解だと思いました。もう客観的に見れない感じにはなってきてますが(フリースローから好きなので)、全曲いいです。まあ今まで聴いたことない人はこれから聴くことが、一番入りやすそうです。シロップの歌詞はボーカル・ギターの五十嵐さんの痛い感じが切なくリアルに響いてきます。イギリスのバンドが好きな人は好きになる確率が高そうです。最近、フリースローがリテイクしたアルバムが出たので、それは下半期で紹介したいと思います。 |
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今の音楽シーンのニューウェーブ回帰な路線の中で、頭ひとつ抜けた感がある!!!(チックチックチック)。これはマスコミのもてはやし方も当然あると思うんですが、まずはあの曲の突出した勢いが大いに影響していることは明らかです。去年のザ・ラプチャーの「ハウス・オブ・ジェレラス・ラヴァーズ」があったからということもあるんでしょうが、それがなくても売れてたと言いたいです。当時のニューヨーク市長のジュリアーニをモチーフにした、ディスコ・パンクの最新型で最高傑作M−8「ミー・アンド・ジュリアーニ・ダウン・バイ・ザ・スクール・ヤード(ア・トゥルー・ストーリー)」は変幻自在なリズムとソリッドなギター、そして徐々に盛り上がっていくダンサブルなグルーヴはやみつきになること間違いないです。アルバムの他の曲も最新型の名に恥じない、M−8に負けずに同じテンションで聴けると思います。ギターで踊れる今最もかっこいいバンドじゃないでしょうか。歌詞もいい感じ。 |
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前作、「ビトウィーン・ザ・センシズ」で一躍新世代UKロックの仲間入りを果たしたヘイヴンのセカンドアルバム。トラヴィス、コールドプレイとともに叙情系に位置付けされていますが、個人的に叙情系ではなく、ギターロックを前面に出した正統派だと思います。今作は、前作のようなイギリス特有のダークなイメージの中にある、かすかな光や激しさというものが薄れてはいるものの、その分希望に満ち溢れ、地に足をつけた、完成度の高い仕上がりになっているのではないでしょうか。大名曲「セイ・サムシング」のような、一発で持っていかれる曲はないものの、ずっと聴いていられる、なおかつたまに聴きたくなる中毒性の高い曲がそろっています。このアルバムをステップにして、次のサードアルバムでは、大きく進化することを期待したいです。お勧めはM-1、2、4、7です。これぞ正統派UKロック。 |
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The Libertines/The Libertines |
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買っちゃいました。リバティーンズ。ロンドンパンクの焼き直しかと思いきや、現代に戻ってきただけではなく、直球のメロディーは最高でした。マスコミでいろんな騒動が話題になっていて、ひねくれものの俺はそれに少し反感を覚えていました。「なにやってんだ、勝手にやってろ」と。でも、M-1、M-16(ボーナストラック)の気持ちを前面にメロディーに乗せたこのバンドの音になんかちょっと感じるものがありました。それは今では好感に変わっています・・。個人的に好きなのはM−4。それにしてもピーターとカールの声が見分けがつかないのは俺だけでしょうか。似てますよね?ちょっとピーターの方が乱暴な感じかな。 |
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